デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は小幅続伸も、期先限月は反落

08:31:42

19日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比0.17ドル高の62.14ドル。
前週末同様、米国とイランの核合意観測後退が支援材料となっていた。
一方、米ムーディーズによる米国の格付け引き下げは圧迫要因となり、上値は限定的。
また、週明けに明らかにされた中国の4月の鉱工業生産と小売売上高が鈍化しており、これも売り材料となっていた。そのためか、WTI原油は期近限月のみ上昇し、期先限月は反落している。
米メモリアルデーを前にして、米国のドライブシーズンが意識される中、NYガソリンが反落しており、WTI原油市場でもガソリン安を警戒する動きもみられた。
結果的に、WTI原油はテクニカルな買いに支えられたともいえるが、狭いレンジでの攻防が続くとの見方が支配的。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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