WTI原油は序盤上伸も、その後値を消し、続落
08:06:02
5日のWTI原油は続落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前週末比1.68ドル安の89.43ドル。
サウジとフーシ派の戦闘激化を踏まえて、週明けのWTI原油は上伸して始まった。取引中心限月であるWTI原油期近11月限は週明け早々に91.88ドルの高値を付けたものの、結果的にこの水準が週明けの高値となり、その後はジリジリと水準を切り下げ、米国取引時間帯の清算値決定前に本日の安値である88.74ドルを示現している。
サウジの石油関連施設への攻撃が防がれたこと、前週末にG7が国際エネルギー機関(IEA)を通して今後4カ月で石油備蓄のうち、最大で1億バレルを協調放出することが示されたこともあり、次第に圧迫要因となっていた。
ただし、長期的な供給不足を踏まえて、WTI原油期先限月は反発している。
WTI原油期近11月限は1.81ドル安の89.30ドルで取引を終了している。
NYヒーティングオイルは反発しているが、ディーゼル燃料不足を背景にしている。米国での石油施設のメンテナンスがこの10月に本格化するため、ディーゼルの供給不足が高まっている。
サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は、現時点で世界の石油在庫のうち実質的に利用可能なものは10%未満であると言及。また、商業用在庫は60億バレル未満しか残っておらず、その大部分は実質的に利用できない状態にあるとしている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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