デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は急反発、中東リスクを警戒

08:01:10

28日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比2.88ドル高の102.78ドル。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、イエメンのアデン国際空港を攻撃したことを、イエメン政府軍が明らかにした。フーシ派はサウジの国際空港や石油関連施設をこれまでも攻撃しており、フーシ派の攻撃リスクは後退する気配はみられず。
イランによる船舶に対する攻撃も継続しており、中東産原油の供給不安を改めて認識し、WTI原油は急伸している。
米国取引時間帯に入って上げ幅を拡大し、WTI原油期近12月限は103.55ドルの高値を付ける場面もみせた。
これは、米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計を受けた結果といえる。原油在庫は189.2万バレル減、ガソリン在庫は387.0万バレル増、中間留分在庫は146.2万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は62.4万バレル減。戦略備蓄在庫(SPR)を含む米国の原油・石油製品在庫はさらに減少し、1983年以来の低水準となった。これが支援材料となり、上伸へ。
また、米中間選挙後のイランに対する攻撃リスクも警戒されていた。
清算値決定後に、バンス米副大統領がイランとの和平交渉を再開する意向を示したとの情報もあり、利益確定売りに上げ幅を縮小している。WTI原油期近12月限は2.04ドル高の101.94ドルで取引を終了している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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