デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は急反発、中東全域でのリスクの高まりを受け

08:02:28

29日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比5.20ドル高の84.46ドル。
イランの革命防衛隊は29日、ヨルダンの米軍基地を弾道ミサイルで攻撃したと公表。24日以降、停止していた攻撃が再開したことで、WTI原油は再開後から急伸することとなった。
また、サウジ軍はこの日もイエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点を空爆しており、中東全域での地政学リスクが高まっており、原油の供給不安が再燃。
フーシ派は、バブエルマンデブ海峡の通航料を徴収することを検討しているとロイター通信が報じており、これを受け、上げ幅を拡大することとなった。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は716.7万バレル減、ガソリン在庫は0.7万バレル増、中間留分在庫は106.2万バレル増、認証在庫であるクッシング在庫は77.1万バレル減。再び原油在庫が急減したことも、支援材料となっていた。
戦略備蓄在庫(SPR)がさらに減少していることを市場は注視していた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する反応はイマイチで、NY株価急落も影響せず。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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