デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は続伸も、清算値決定後に大きく値を崩す

08:15:21

14日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比0.87ドル高の62.02ドル。
ロイター通信は、24時間以内に米国によるイランへの軍事介入が開始されるとの観測を伝えたことで、清算値決定にかけ、WTI原油は一段と急伸し、WTI原油期近2月限は62.36ドルの高値を付けるなど、上げ幅を拡大した。
しかし、清算値決定後にトランプ米大統領は、イランによる処刑の計画はなく、混乱は収まりつつあると言及したこともあり、軍事介入に対する懸念が後退し、一気に59ドル台まで値を崩すなど、マイナス圏に沈んでいる。一時、59.19ドルの安値を示現している。
WTI原油期近2月限は0.10ドル安の61.05ドルで取引を終了している。その他限月はプラス圏で取引を終了している。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は339.1万バレル増、ガソリン在庫は897.7万バレル増、中間留分在庫は2.9万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は74.5万バレル増。ガソリン在庫の急増が続いているものの、市場の関心はイラン情勢に集まっており、市場では弱い材料として評価されず。それでも、ガソリン在庫の高い水準と、今後の需要低迷は注視すべきである。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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