デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は高値から大きく値を消し、反落

07:58:35

29日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.90ドル安の60.94ドル。
米国際貿易裁判所がトランプ関税を違法と判断したことを受け、トランプ関税による景気後退観測が後退し、WTI原油は上伸する展開をみせた。欧州取引時間帯にWTI原油期近7月限は一時、63ドル台まで急伸。
ただ、米国とイランの核合意が近いとトランプ米大統領が示したことをキッカケにして、利益確定売りが台頭し、WTI原油は大きく値を消している。次回の会合で合意に達するとの見通しを示した。
テクニカルな売りを誘って一気に60ドル台まで値を崩したものの、61ドルを挟む値動きとなった。
結果的には、ここ最近のレンジ内で推移している。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は279.5万バレル減、ガソリン在庫は244.1万バレル減、中間留分在庫は72.4万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は7.5万バレル増。WTI原油の値崩れ局面での発表で、支援材料に評価されず。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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