デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は4営業日連続の上昇、中東の原油供給不安が支援材料

08:03:27

11日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比1.07ドル高(2日分合計で5.02ドル高)の83.20ドル。
WTI原油はこれで4営業日連続の上昇を演じている。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジの製油所に対する攻撃が続いており、バブエルマンデブ海峡の通航懸念とサウジの供給懸念から欧州取引時間帯序盤にWTI原油期近9月限は84.61ドルの高値を付けた。
その後、カタール外務省がイランとオマーンの協議がかなり進展していると伝えると、ホルムズ海峡の通航を巡る期待から欧州取引時間帯終盤に81.27ドルまで値を崩し、マイナス圏に突入。
しかし、ホルムズ海峡の通航に対する楽観的な思惑は一時的で、中東の原油供給懸念から取引終了後にかけて買い直されている。
イランは今年のイランに対する米国の攻撃以外に、過去の攻撃に対する賠償を求める考えを示しており、米国が妥協する余地はさらに後退しているとみられている。
リビア国営石油会社は10日、同国の製油所がドローン攻撃を受け、火災が発表していると明らかにしている。
WTI原油期近9月限は1.10ドル高の83.23ドルで取引を終了している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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