大阪取引所 即時約定可能値幅

即時約定可能値幅

大阪取引所では、誤発注等による価格急変の防止の観点から、直前の基準となる値段(以下、「DCB基準値段」という。)から所定の値幅(以下、「DCB値幅」という。)を超える約定が発生する注文が発注された場合に、取引の一時中断(※1)を行う制度(即時約定可能値幅制度)が採用されています。制度概要は次の通りです。

商品DCB基準値段DCB値幅
オープニング・オークションザラバクロージング・オークション
金(標準)Last Price
(直近の約定値段)
上下120円上下40円上下80円
金(ミニ)
金(限日)
上下3円上下1円上下2円
白金(標準)上下120円上下40円上下80円
白金(ミニ)
白金(限日)
パラジウム上下90円上下30円上下60円
ゴム(RSS3)上下15円上下5円上下10円
ゴム(TSR20)
小豆上下300円上下100円上下200円
とうもろこし上下750円上下250円上下500円
一般大豆上下1,500円上下500円上下1,000円
CME原油等指数上下3%(※2)上下1%(※2)上下1.5%(※2)
日経225先物上下3%(※2)上下1%(※2)上下1.5%(※2)
日経225ミニ先物
日経225マイクロ先物
日経平均VI先物Last Price
またはBBO仲値
上下30ティック上下10ティック上下15ティック
NYダウ先物上下3%(※2)上下1%(※2)上下1.5%(※2)
※1 即時約定可能値幅制度の中断時間は、最低30秒(祝日取引においては最低60秒)で、継続してDCBが発動する場合は、中断時間が30秒ずつ(同60秒ずつ)延長されます。
※2 日経225先物におけるDCB基準値段が20,010円の場合、DCB値幅は上下160.08円(=20,010円×0.8%)となるため、上限は20,170.08円、下限は19849.92円となります。これにより、上限値段は20,170円まで、下限値段は19,850円までが即時約定可能となり、これを超える値段で約定が発生するときはDCBが発動します。

DCB基準値段は、日経225先物、日経225mini及び商品先物(CME原油等指数先物を除く。)には直近約定値段(以下、「Last Price」という。)、それ以外の商品にはLast Price又は直近の最良買い呼値及び最良売り呼値の仲値(以下、「BBO仲値」という。)を採用します。Last Price又はBBO仲値のいずれかを採用する場合、原則として、直近の注文により約定が発生した直後の注文にはLast Priceを、それ以外の注文にはBBO仲値をDCB基準値段として採用します。クロージング・オークションに適用されるDCB基準値段にBBO仲値が採用される場合、レギュラー・セッションにおける最終のBBO仲値となります。ただし、直近の最良買い呼値と最良売り呼値が一定値幅(MAX SPREAD)を超えて乖離する場合など、注文の状況によってはBBO仲値を採用せず、直前のDCB基準値段が継続する場合があります。当取引日においてLast Price又はBBO仲値がない場合は、当取引日の呼値の制限値幅の基準値段をDCB基準値段とします。

即時約定可能値幅に基づく売買の一時中断(Dynamic Circuit Breaker)は現物市場の特別気配に当たる制度であり、制限値幅及びサーキット・ブレーカー制度に基づく売買中断措置(StaticCircuit Breaker )とは異なります。

大阪取引所 (貴金属・ゴム・農産物・指数商品)

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